東京大空襲

オレンジ色の光とともに

硝子が溶けてゆく

それはにんげんを焼き尽くす熱で

焼夷弾の光はあとからあとから

空気を燃やしながら

だれかが畳を背負いながらにげてゆく

川に飛び込んだ人たちは煮えたぎる水の中で折り重なって行く

真っ赤になった夜の向こうで

帰ってゆく機体の後ろ姿が悪魔のように

防空頭巾を被ったわたしの憎しみは

だれに向かってぶつけたらいいのだろう

それが大きなとてつもなく大きな力だとしても

わたしは決して屈しない

この熱さと苦しさと生と死を分ける運命と

焼け落ちる家とともに骨の欠片となっただれかに

怒りの歌をいっしょに歌うことを誓った



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この記事へのコメント

シロ
2005年03月16日 19:57
畳を背負っていたのか・・
畳の上で寝転がってる場合じゃないな・・
泪のしずく
2005年03月17日 02:09
戦争は残酷だ。

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