彼女の部屋で

どこでもドアがある

ぼくの部屋から

彼女の部屋のクローゼットまで

ぼくは彼女の部屋に招待されたことがない


その日

行ってみることにした

驚く顔が見たかった

それは現実になった


彼女はひとりで夕食をとっていた

それは驚愕と言うより

恐怖そのものだった

まるで目の前にストーカーがあらわれたかのように


ぼくはふざけて

彼女の首を絞めた

ほんの冗談のつもりだった

彼女は急に動かなくなった


死因は心筋梗塞だった

なぜか部屋でひとりで死んでいた

警察はその恐怖の表情を

通り魔の殺人だとみていた


ぼくはどこでもドアの向こうにいた

ここと向こうは計り知れない距離がある

だから彼女のことは

ぼくはまったく知ることはできない


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