人生は始まる時から苦痛に満ちている

あなたの先輩Aさんは悩んでいた 25歳で結婚して12年間子供に恵まれなかった Aさんの妻は一つ年上でもうすぐ40歳になる もう子供はあきらめようかと思い 二人で旅行に行って気休めにでもなれば これから二人だけの人生を楽しむきっかけになれば 海の近くの宿に泊まって 波の音を聞きながらゆっくりと眠っ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

未確認生命体

「質問がある。答えてくれ。アレはいったいどこで見つけたのか。」 「先輩から預かった。ぼくに胎児を守ることを依頼した。」 「アレは胎児ではない。何かわからないものだ。」 「あなたは胎児をどこにやった? まだ産まれる前の微妙な時期なのに。」 「きみはなぜアレに対してそんな思い入れがあるのだ? 」 「だれだってこ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

旅のはじまりか

ゴミの集積場はどこだろう ぼくはふだんから日常生活に無関心だった この世に必要でないものはなにか 捨てることはできず 何でもかんでも部屋に置いていた 妻が時々それを袋に詰めてどこかに持っていった 「あなたは片づけられない人」 妻はいつもぼくをそう呼んだ もしかしたらあの女のピアスも妻が捨て…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

胎児を探す旅に出る

胎児はだれにも育てることはできないのか やがて女が家に乗り込んできて無造作に床を探しまわる 妻は自分の部屋に入ったきり出てこない 自分の夫が女を連れ込んでも無関心だ あなたもいっしょに探してよ大事なピアスなんだから 胎児は捨てられちゃった あんなの拾ってくるからよ それでもぼくはあの胎児を自分の…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

妻と胎児のことについて話す

これは正確には胎児と言わないと思う 妻は理論的に話しはじめた あなたはこれを夢で見た それを現実と混同してここに持ち帰った だからこれは実際には存在しない何物かで ただここにあるという想像のしろものにちがいない そうだとしてもたしかに今はここに生きている なぜかきちんと生まれようとして懸命に体を…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

胎児のこと

警察は胎児を受け取らなかった 白い四角い箱に丸い透明の殻で包まれた胎児は この世の生き物として認めてもらえなかった 何か不思議なことや常識外のことは みんな避けて通ろうとする あなたもその辺のゴミ箱にでも捨てれば 女は軽い口調でそう言いながら 忘れ物はピアスだと思う だからしばらく掃除機は…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

社会労務士試験魔の1点

選択問題総合31点 択一問題総合52点 ただし選択問題で2点が2科目 それも簡単な問題でやらかした 基準点に達しない場合には不合格 はい、また来年 また歯ぎしりしながら 来年に備える きっと 自分の甘さを悔いながら 1年の苦さを噛みしめるのだろう まだ厚生年金の特別支給ま…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more