人を信じられない

何度も何度も騙されてきた

甘い言葉や

やさしさの裏には

自分だけの思惑が隠されている

人のためだけに生きる人はいない

なにかを与えるということは

なにかを奪おうとすることだ

死のうという電話をした時

あいつはきわめて冷静に死ぬことの無意味を説いた

すべてをあいつに注ぎこみ

なにもなくなり

最期に手を差し伸べてほしかった

それもきわめて厳しい現実を突きつけられ

無惨に散った

春が来る前に

永遠の厳冬に迷い込んだ

今も身を震わせながら

いちばん信じていた人間に裏切られた

そのものぐるをしい痛念を

抱えたまま

死の淵で

膝を抱え込んでいる

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